本好きの人なら一度はあこがれる図書館司書という仕事。図書の管理をしながら、空き時間には本を読むことができる。そんなイメージの元、妄想的にあこがれが強くなっていくのだと思いますが、実際の仕事内容は自分の頭との闘いなのかもしれません。

今回紹介するマンガでは、僕らが知っていそうで知らない図書館司書の世界が丁寧に描かれています。早速、見て行きましょう。

 

夜明けの図書館


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内容紹介
市立図書館で働く新米司書・ひなこ。日々、利用者からはいろんな質問が…。「ある写真を探している」「光る影の正体が知りたい」など、難問ばかり。こうした疑問に対し、適切な資料を紹介するのも図書館の仕事。ひなこ、迷宮入りしそうな利用者の「?」に立ち向かいます! 史上初!? 新感覚・ライブラリーコミック!  ーAmazon商品ページより

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主人公は大学を卒業後、公務員試験をひたすらに受けは落ち続けるということを繰り返して3年の葵ひなこ。勤務初日から遅刻しそうなタイプです(笑)

 

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図書館司書の仕事には、図書の貸出・返却受付のほかにも「レファレンス」というサービスがあります。本書は、このレファンスをきっかけに展開される人情たっぷりなお話がメインの作品です。

 

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このレファンスというサービスは、お客さんのためのものであるに違いはないんですが、限定された情報から目的の本を探し出すというアクションは、図書館司書本人にとってもいろんな影響を及ぼしているそうです、

 

 

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なぜ自分が図書館司書になりたかったのかを再度確認したり、

 

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好奇心がもたらす新たな発見が、自分のいい肥やしになったり。本を読んだりして勉強し続けることがいかに大切なのか、ということが静かな熱をもって描かれます。本を媒介にして、その本にまつわる人の物語がレファレンスを通じて紐解かれていくんですね。そこには到底他人では知り得ない人生があったりして。

決して浅くはないところに関わっていく図書館司書という仕事は、なかなか大変だけれども、本当に本が好きで、本と人をつなぐお手伝いをしたいと思う人には、これ以上ない仕事ですね。

 

最後に、この作品が生まれた背景を著者から説明してもらって、この記事の終わりといたします。

 

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取材をしたら、その面白さに気づくという典型例のようです。人と会うっていろんな発想をもたらしてくれますもんね。

 

 








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