iPhone6の発売が明日にせまり、Appleユーザーのボルテージも上がっているこの頃。流れてくる情報を見る限り、そこまで大きなイノベーションはないというような評価もちらほら。

ジョブズがいなくなってから、ワクワク感がなくなったよね。なんていう言葉もよく聞きます。

ジョブズがどれだけ偉大だったかが世間に浸透する一方で、第2のジョブズの登場を待ち望む声もよく耳にします。

果たして、ジョブズみたいな人が今後現れてくるのでしょうか。そもそもジョブズってどういう人なんでしょう。

本日紹介する1冊は、スティーブ・ジョブズの伝記をテルマエロマエで有名なヤマザキマリ氏がコミカライズした作品です。

 

スティーブ・ジョブズ:ヤマザキマリ


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アタリを辞め、悟りを求めてインドを放浪していたジョブズは、アメリカ帰国後も禅センターで知野弘文から禅を学んだ。その後、アタリに再就職したジョブズは夜間勤務を続けながら、HPで働くウォズと新たなチャレンジをしていく。ついにアップル誕生を描く、公式伝記の漫画化!!

 

Apple製品と言えば、無駄を極力排除したシンプルさの追求に美学があります。その精神の根底には、インド放浪や日本の座禅などスピリチュアルなものの経験が多大な影響を及ぼしているそうです。

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まさかのスキンヘッド。

 

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「直感的」というキーワードは、インドの旅で習得したことがわかります。

そして、ここからはジョブズの凄さがわかる一部始終を。

 

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ウォズが発明したコンピュータに衝撃を受けたジョブズ。

 

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圧倒的な行動力で、必要な部品を瞬く間に手に入れます。ここらは、のちのプレゼンテーションなどのベースにもつながってくるのでしょうか。

 

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今度は、営業でのジョブズ。取引先の社長に対してこの態度。

 

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自分の考えを理解できないやつはどうでもいいという。よく言えば、ぶれない信念。日本では考えられないようなタイプの人間ですが、紛れも無く彼が先導して、iPodやiPhoneを世に送り出してきたのです。

世の慣例にとらわれず、自分の信じたものを疑わずに突き進む。

これが彼の凄さでもあり、恐ろしいところでもある。

自分についてこれない人や、楯突く人

自分のビジョンの妨げになるような人やものはめちゃくちゃに排除していきます。それは社員からの不平不満も流布しますよ。

 

でも、そうやって走り続けてきた結果、新作の発表会になる度に徹夜する人が今でもたくさんいて、iPhoneが出れば何日もぶっ続けで店頭に並び続ける人もいる。そんな熱狂的なユーザーを生み出したのは、間違いなくジョブズという人間で、曲げることのなかった彼の哲学がイノベーションを支えていた。

 

どちらかと言うと、美談が多いジョブズストーリーですが、見方を変えるとそれはそれはぶっ飛んだ経営者でもありました。

いいところも悪いところも正直に書かれた伝記のコミカライズ。

iPhone6で盛り上がる今、Appleの哲学を知ってみてはいかがでしょうか。

 










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