Super Opening Live 2011 / Dick Thomas Johnson
今年も就活の時期がやってきました。ナビ会社が大活躍する季節です。
リクナビ、マイナビの2大サイトのいずれかに就活生が登録し、そこに掲載されている会社からめぼしいところを見つけて応募していくことと思います。
でもですよ。これって大学3年生がどの学校の人にも平等に情報が得られるような仕組みになっていて、全員が同じスタートラインに立てるんですよね。
これはかなり恐ろしい競争だと僕は思います。
現在、大学1学年あたりの人数というのはおおよそ60万人なわけです。半端ない数ですよね。
大学・短期大学等の入学者数及び進学率の推移 - 文部科学省
その全員が同じ就活サイトを使っている。
その母体数に対して掲載している会社数はおよそ1万。
これではいくら世間が売りて市場といっても、買い手の方が有利ですよね。
で、この会社数1万という数字。これって日本の会社のうちのどれくらいかご存知でしょうか?
答えは400分の1。
そう、企業は400万もあるのです(日本国内で)。
企業数 - 中小企業庁 - 経済産業省
それにしたって、わざわざ1万の企業に大学生が群がる必要はないと思います。
無駄とはいいませんが、非効率的な活動と言わざるを得ない。
それよりも、ナビサイト以外の情報源から会社について知る接点をもつことのほうが大事です。
情報収集は人と同じものばかりを手に入れていても意味がないんです。
情報ソースは複数持ち続け、新しい開拓もそこそこした方がいい。
就職活動なら、ナビサイト以外にハローワークや大学に直接送付される求人票、会社四季報なんかをちょいちょいチェックしていると間口が確実に拡がります。
検索キーワードを手に入れたら、あとはネット検索をかけまくる。
そうしていれば、絶対知ることのなかった企業の名前を知ることができるようになります。
例えば、僕の大好きなコーヒー関連企業をちょっと調べてみると、
まずスタバやタリーズなどのカフェチェーン。
缶コーヒー、レギュラーコーヒー等を扱うUCCや小川珈琲。
ドリッパーと言えば、HARIOやKalita、KONOの珈琲サイフォン株式会社。
エスプレッソマシンだとデロンギ、DCS、イリーなんかもありますね。
さらに、生豆の問屋もあります。商社のワタル、アタカ通商株式会社、セラード珈琲。
ネット通販の珈琲屋さんが求人出していることもありますね(加藤珈琲店とか)。
さらにコーヒー業界では年に一度、東京ビッグサイトでスペシャリティコーヒーの祭典が開かれていて、関連企業がわんさか展示スペースにブースを出店していたりします。
そこでもいろんなキーワードを入手できます。
フレーバーシロップ製造や浄水器、ロースターや焙煎機製造、グラインダーにカフェコンサル…。
今思いつくだけでも切りがありません。
他にもマグカップとかサーバー、ケトルとかを探していくとナビサイトには載っていない企業で、自分の関心ある分野の会社が次々と見つかってくるでしょう。
求人しているかどうかがわからない場合もありますが、そういうときは問い合わせすればいいだけのこと。
中小企業というのはどこも人手不足なので、引っかかる可能性は案外高いと思います。
ナビサイトに頼りすぎず、自分から情報を取りにいく。他の人が知らないような企業だったら、競争自体は全く厳しいものじゃない。
試験に受かるかどうかに人数的なフィルタリングがかからないのであれば、合否は単純にその人の力次第。
でも、悪くない勝負の仕方だと僕は思います。
周りと同じ動きをする必要はないということですね。
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