
こんにちは!ワダマコト(@wada_makoto_)です。
「みるっこ」 を購入したことが、僕のドリップコーヒーの味を格段に押し上げてくれたきっかけでした。ドリッパーを替えたぐらいでは味わえない圧倒的な香味の違いを引き出せるようになったのは、高性能ミルの力によるものだったのです。
これが最高に使いやすくて、有名店なんかで修行していない僕なんかでも、ドリップコーヒーでお金をもらえるくらいになるほど味をよくするものだったので、これは紹介するしかないと思い今に至ります。
家飲みコーヒーに興味があって、 これからデビューしたいと思っている人は手頃な手まわしミルから入門したいと思っているかもしれません。
が、電動ミルの中でも最高にコストパフォーマンスのいい「みるっこ」について知ってみてからでも遅くはありません。 多くの場合、電動ミルを購入しようと思うことになるはずです。
ちなみに、現状一番安く買えるのはAmazonです。楽天、ヤフー等でも販売していますが、数千円高くなってます。
フジローヤル みるっこDX R-220とは
「みるっこ」は、株式会社富士珈機が開発した電動コーヒーミルです。フジローヤルは、富士珈機が販売しているコーヒー関連器具のブランド名称であり、半世紀以上もトップブランドとして多くのコーヒー愛飲家に使用されています。特徴1:まろやかな味になる
「みるっこ」の特徴は何といってもコーヒーの味がよくなることにあります。ドリップに適したグラインド式臼刃を使用しているので、甘みがコクがはっきりと出るようになります。
もう1つカット式の臼刃というのもあるんですが、これは細挽きに向いているタイプです。そして、酸味を出しやすい。
僕がドリップするときにつかうのは粗挽きの粉なので、なおさら、すりつぶすタイプの刃のほうが適しているんですよね。
特徴2:味のバラツキが激減する
コーヒーは豆から挽いて粉にするわけですが、粒の大きさがバラバラだと、味もばらつきます。濃かったり、薄かったり、粒の大きさが毎回そろっていなければ、コーヒーの味も安定しないのです。
でも、この「みるっこ」は業務用にもつかえるレベルなので、挽き目の揃いっぷりは手挽きミルやその辺の電動ミルの比ではありません。

左の粉が「みるっこ」で挽いたもの(約3万5千円)。 右がボンマックの電動ミル(約2万円)
明らかに左のほうの粒ぞろいがいいことがわかります。
特徴3:雑味・えぐみが減る
挽いたときに絶対にでてしまうのが微粉と呼ばれるパウダー状の細かい粉。この微粉は、つかうコーヒーミルによって出てくる量が大きく変化します。僕は手挽きミル、電動ミルをそれぞれ数種類ずつ使ってきていて、それぞれの微粉量を測っているんですが、みるっこは断然微粉が少ないです。50g挽いたとしたら5g程度しか出ません。他のものだと、その倍の10g以上は出ていました。
微粉が多いと、雑味やエグミの原因になるので、このミルで挽いた粉をつかったコーヒーはかなりすっきり飲みやすい1杯になります。

この透明感。飲みやすいにもほどがあります。
特徴4:10年はつかえる圧倒的な耐久性
業務用クラスの部品をそのまま家庭用でも使えるサイズにまでコンパクトにしたこのミルは、そもそもの耐久性が違います。1日に何十杯と淹れるコーヒー屋さんでもつかえる想定なのですから、家庭で使用したら10年は使える算段なのです。
その他のミルは、ものによっては1年で壊れてしまうものもありますから、長く使うことを考えれば最高のコストパフォーマンスを持っているといえます。
僕が昔つかっていた1万円くらいのデロンギ製グラインダーは、1年もせずにモーターが回らなくなって壊れてしまいました。
特徴5:わずか5秒で2杯分挽けるスピード
電動ミルをつかう1番の理由は、手回して挽くと時間がかかってめんどくさいというものでしょう。朝コーヒー飲みたいけど、挽いてる時間がないからなくなく休日だけ楽しむという方は意外と多いです。
手挽きのミルだと1杯分の10gを挽くのにも1分以上かかったりするんですが、電動ミルのなかでもハイスペックなこのミルは、2杯分の20gを5秒で挽きます。1杯分ならもう一瞬です。
我が家は4人コーヒーを飲むので、1度に40g〜50gくらい挽かないといけないんですが、それでも10秒ですからね。圧倒的に早い。
手挽きのミルだと力が足りなくて回し疲れてしまうこともしばしば。若い方ならいいかもしれませんが、僕の母親なんかは手回しミルは絶対使いません。
実際につかってみて
「みるっこ」の購入に踏み切ったのはコーヒー屋になったあとで、それまでは安いミルでも十分いい味出るだろうと僕は思っていました。でもそれは全くの見当違いでした。ミルで味が大きく変わることを知った
コーヒー専門店や喫茶店で飲むコーヒーってものすごく美味しいじゃないですか。でも、自家焙煎コーヒー店から豆を買ってきて、家で同じ方法で淹れても同じような味にならないことがほとんどですよね。実際に、僕は豆を買ってきて手挽きミルをつかってコーヒー淹れてたんですが、どうにも味がちがっちゃってなんでなんだろうなぁと思っていたんです。
その原因が「みるっこ」を使ってみてはっきりしました。
お店と家とで味が変わるのはミルの性能差によるものです。
専門店でつかわれている業務用のミルと、家庭用のミルとで全然ちがったんですね。それがコーヒーの味にも大きな影響を及ぼしていたと。
ドリッパーを代えてみたり、水を代えてみたり、粉の細かさを代えてみたりするのも味が決まる要因ではあるんですが、その部分は淹れる側からすると自由が効く部分じゃないですか。
ドリップ技術が上がれば味はよくなっても、限界があります。
お店と家との決定的な違いは、ミルにあるということがよーくわかった買い物でした。
静電気のデメリットですら、メリットだった

200g一気に挽いたときの様子
Amazonなどのレビューを見ていると静電気がすごい発生するということだったのですが、これは事実です。というより、電動ミルではどうしても発生してしまうものです。
付属のプラスチック製の粉受けをつかうと、静電気のおかげでコーヒーが張りついてしまうんです。
この対応策として、僕はステンレス製のボウルを代わりに使っています。
この場合、静電気によって微粉やコーヒー豆に含まれる薄皮(チャフ)が舞い上がって、ミル本体に張りつきます。しかし、舞い上がるような軽いものについては特に対策をしていません。微粉やチャフはコーヒーを淹れるときにはなきゃないほうがいいんですよね。微粉やチャフや雑味やエグミの原因になるんです。
そうすると、ボウルに入った粉だけをつかえば自動的にいい部分だけをフィルタリングしてくれるので、むしろ静電気が発生するのはメリットになっちゃったのです。
チャフの掃除はめんどうかもしれませんが、僕の場合はそうじ機で一気に片づけてます。
ちなみに、僕みたいに毎日200g挽いてる人でない限り、毎回そうじしなければならないほどのチャフや微粉は張り付かないので安心してください。
メンテナンスも簡単
「みるっこ」はそこそこいい値段がするくせに、コーヒー好きから絶大な信頼を得ているコーヒーミルです。そのかいもあって、メンテナンスブックが一般に公開されています。
リンク:みるっこメンテナンスブック
安い電動ミルだと、壊れたら買い替え、修理やメンテナンスはできないっていうのがざらなんですが、みるっこはメンテナンスも簡単だし、そもそもが丈夫。業務用でもつかえるものだから、家庭用でつかうなら10年はいける耐久性を持っているんですよ。
しかも、コーヒーミルの命である刃なんですが、替えのパーツも販売されているので万が一のときも安心。
みるっこのラインナップ
僕が持っている色の他にも、いくつかカラーバリエーションがあるので紹介します。カラー:ブラック(37,100円)
こちらは僕が持っているモデル。ツヤのある黒です。
スタンダードなカラーのうちの1つで、お値段も安い部類に入ります。
Amazonでチェックすると、その他のカラーよりも一番安いこともしばしば。
カラーリングにこだわりがなくて、とにかく安く手に入れたいっていう人はこれを選んでおけば間違いなし。しかも、黒なんで、インテリア的にどんな部屋にもマッチするのがまたいいですよね。
カラー:レッド(37,800円)
喫茶店なんかでよく見かけるカラーリングがこのレッド。真っ赤というよりは、暗めの赤でガーネットのような色味です。こちらもツヤあり。
カラー:イエロー(39,800円)
こちらは2014年から発売されている新色のイエロー。
ブラック、レッドに比べると3000円ほど高いカラーとなっていますが、性能は一緒です。
ディモンシュ・オリジナルカラー(46,000円)
神奈川県鎌倉市にあるカフェ・ディモンシュの別注カラーもあります。
色はミルクティーに近い色です。
堀口珈琲オリジナルカラー(51,685円)
東京に店舗を構えるスペシャルティコーヒー専門店の堀口珈琲の別注カラーもあります。こちらはクリーム色で、北欧テイストのインテリアとの相性を考えたカラーリングとなっています。
free design別注カラー:スレートグレー(53,784円)
現在品切れ中ですが、マットグレーのようなカラーもありますね。CAFE L’ETOILE DE MER別注カラー:スタンダードグレー
100台限定カラーのこちらもすでにソールドアウトですが、グレーカラーがもう一つありました。まとめ:いい商品は価値が下がらないから、損をしない買い物になる
みるっこを購入するか悩んでいる方のネックはずばり価格だと思います。3万円も出してコーヒーミルを買っても、使わなくなったらもったいないよなぁと。
高い買い物で損はしたくない。僕も同じです。「みるっこ」を買う時にはすごく悩みました。前と同じ機種を1万円で買って、2万5千円は別のことにつかったほうがいいんじゃないかと思ったこともあります。どれだけスペックが良くても、使えるお金には限りがありますからね。
そんなときに、購入の背中を押したのは、「使わなくなったら高く売れる」という点でした。
「みるっこ」はフジローヤルというコーヒー器具のなかでもスペシャルなブランドです。
ですから、同じように欲しいと思っている人はたくさんいます。
その証拠に、ヤフーオークションの落札相場は常に2万5千円ぐらいになっています。
もし仮につかわなくなったとしても、通常通りに動作するのであれば、購入価格の半分以上が戻ってくる計算です。実質1万円で、業務用ミルを買っているようなもの。

リンク:ヤフオク落札相場
もしコーヒーミルを使わなくなったら、オークションで売ってしまえばいいんです。
確かな品質のもので、普通につかえるものであれば買い手は必ずいます。
この事実を知ったときに、これ以上の買い物はないなと僕は確信しました。
さらに、みるっこが世間からいかに高い評価を受けているか、需要があるかということの証明にもなったことでしょう。
みなさんにも自信を持ってオススメします。
家庭用コーヒーミルで迷ったら、「みるっこ」を買わなきゃ損ですよ。