こんにちは!ワダマコト(@wada_makoto_)です。


立ち上げたプロジェクトに対して、お金を支援する
インターネットをつかったクラウドファンディングという仕組みが全国各地で広がっています。 


「実現したい!」と思っても、資金がない。
夢があってもお金が足りない。
そういう熱い思いをもった人たちに対して、お金を支援することができる仕組み。
支援額に応じて、リターンが得られるというのも特徴。


3000円でTシャツがもらえたり、
有名人の企画なら、サイン入りのものがリターンとされていたり、
いろいろです。


最近、僕が注目したのは、岩手県の百貨店「はなまき」に関するプロジェクト。


憩いの場が閉店

プロジェクト概要は以下の通り。
昭和の雰囲気がそのまま残る巨大ソフトクリームが名物の大食堂を引き継ぎたい!

2016年6月7日、岩手県花巻市にあるローカルデパート「マルカン百貨店」(以下、マルカン)が惜しまれつつ43年の歴史に幕を閉じました。

中でも6階にあった大食堂は500席以上もあるのに、平日でも老若男女が賑わうの大人気スポットであり、花巻の観光名所にもなっていました。
高さ25cmもあるソフトクリーム(お値段、なんと180円!)、子供が大好きなナポリタンとトンカツが同時に味わえるナポリカツなど、名物メニューも沢山ありました。
エレベーターで6階に到着し、ドアが開いた瞬間、40年前にはどこの地域にもあった『地元デパートのレストラン』の雰囲気が目の前いっぱいに広がっていました。
さらに、料理を運んで来る方々の格好はメイド服!
懐かしい昭和の空気が今も流れているとても素敵な場所でした。
 
しかし、「建物の老朽化」に加え「耐震問題をクリアするための耐震補強費」などに膨大なコストが掛かることから、運営元の株式会社マルカン百貨店は断腸の思いで閉店を決定されました。  


田舎では、歴史ある憩いの場というものが必ずあるもの。
しかし、時代の流れに逆らえずに閉店してしまうということも。
青森でもいろんなスポットがなくなっていますね。
10年前とくらべて、たくさんのものが入れ替わっている。


なくしたくない!と思っても、これまではその資金を調達する手段がなかった。
そこにきて、クラウドファンディングという仕組みが登場したことで、一気に可能性が出てきたんですよね。



はなまきプロジェクトもその1つというわけです。
 

2億超えのビッグプロジェクトに

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スクリーン画像引用元:http://ishiwari.iwate.jp/pj/IswV0766812


すでにこのクラウドファンディングプロジェクトは募集が終了しており、目標金額を達成。
画像のとおり、2億を越すビッグプロジェクトとなりました。
 

503人の支援金額が2億というわけではなく、うち1億8000万円が、当初の事業計画からのコスト削減による成果だったとのこと。
かなり特殊な事例ですが、それでも岩手県民の支援は総額2000万円を越したとか。


県民が「マルカン大食堂」をなくしたいという想いが結実したわけですね。


若い力で街を再生する

このプロジェクトを立ち上げたのは、若手経営者集団。


そんな中、『リノベーションまちづくり』という遊休不動産を活用してまちを変えていく、建物を蘇らせていく事業を行っていた若手経営者の集まりである「株式会社花巻家守舎」が運営存続に名乗りを上げました。


田舎にあるものが、経営不振に陥ったり、潰れたりしていくことの理由のひとつには、運営に携わる人たちの高齢化が上げられます。
マルカンの場合は、耐震補強などにデカイ金がかかることが大きかったようですが。


いざ、というときに踏ん張れるチカラがなくて、ついえてしまうということは今の日本のどこでも起こっていることです。
若者は外へ出ていってますからね。
そうなると、世代交代ができない。

 

何十年も前から同じことが言われていたことではありますが、ネットを上手く利用した方法は若い世代ならでは。
そのチカラを活かすハードルが下がってきています。


マルカン大食堂のプロジェクトはまだ始まったばかりですが、なんとか軌道に乗って欲しいところです。


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