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コーヒードリップって妙にハードル上げられてますよね。
プロじゃないとちゃんと淹れられない〜ってイメージしている方がなかなかに多い。


自分の手で淹れるハンドドリップのときに重要なのは、注ぐお湯の量をコントロールすることです。なので普通のヤカンやケトルを使っていたら、そりゃあ感覚が身についていないといけないので、何度もドリップして経験を積まないといけないわけです。


いかにコーヒードリップ専用に作られたケトルと言っても、その器具のクセを掴むまではなかなか思うように湯量を調整できないわけです。
そういうわけで、仕事で毎日何十回もドリップしているプロと素人との違いが出てくるんですね〜。


でも、今回紹介する急須スキッターという魔法のツールを今持っているケトルに装着するだけで、 簡単に湯量のコントロールがすぐにできるようになります。


パール金属便利小物 きゅうすスキッター2個組 C-3518


急須スキッターとはなんぞや?

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こいつです。
本来の用途としては急須の口に取り付けて、スムーズに水切りをするっていうものです。
 長くなっている枝の先端まで水がつたって、滴り落ちます。



実際にコーヒードリップポットにつけてみた


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ケトルの先端に半分ほど差し込みました。


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さらに押し込んで、最終的な装着図がこれです。
近くで観ないとわからないくらいに目立たないんですが、こいつがいい仕事をするんですよ。


魅力その1:圧倒的に安い


急須スキッターは2個入りで238円です(笑)。
1コあたり119円。
その辺のホームセンターなどでは売っていないので、基本的にはネット通販で購入することになります。


一番安く手に入れられるのは楽天です。
【送料無料メール便専用】 急須スキッター 2個組 【smtb-k】【ky】


僕が購入した当時2015年9月には楽天の在庫がちょうどなくて、なくなくAmazonで購入したんですが、送料が余計にかかって800円くらいで手に入れました。それでも十分安いのでいいのですが、最安値で手に入れたい方は楽天をつかうのがオススメです。


魅力その2:カスタマイズできる

急須スキッターは、変形させることができます。角度を変えてみたり、幅を大きくしてみたり、簡単に曲げることが可能です。


このカスタマイズ性がコーヒーケトルに装着するときにも役立ちます。ケトルの口にもいろんなサイズがありますから、一見取り付けることができなさそうなものでも、少し変形させるだけでビシっとはまったりします。


僕がお店でつかっているKINTOケトルの場合は、新品状態のままピタッと装着できたので何もカスタマイズしていませんが、横長のコーヒードリップポットの場合は少し角度をキツめにしたりしたときもありましたね。


基本的にはそのまま使用でOKですが、細かな調整をしたい人にもうってつけなものなんですよ。


魅力3:細い湯が簡単に注げる

やはり急須スキッターの最大の魅力は、湯のコントロールが簡単になる点でしょう。
取り付ける前と後とで、湯の細さが明らかに変化します。


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こちらは急須スキッターなし。

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急須スキッターを装着するとこうなります。


後者のほうが明らかに細くなっていますよね。
さらにすごいのは、より細くすることもできるし、最終的にはポタポタと落ちる点滴にまでコントロールすることが可能です。しかも、持ち手の傾きを少しだけ上向きにするだけで調整できるんですよ。
反対に、湯量を多くすることももちろんできます。


僕が実際につかってみての感覚なんですが、お湯が注ぎ口の先端あたりにきたところで、すこーしだけ引っかかる感触があります。この引っ掛かりはスキッターがあることによるもので、この抵抗があるおかげで、必要以上に湯が出るのを防いでくれているんですよね。


魅力4:垂直に湯が落ちる

先ほどの写真を見比べると、もう1つ違いがあることに気づきます。
それが湯の落ちる角度。


急須スキッターをつけることで、お湯が垂直に落ちるようになるんです。
垂直に落ちてくれると、狙ったところに湯を注ぎやすくなります。さらに、遠心力の影響を受けにくくなるので、湯が外側に行きすぎるということがなくなります。


急須スキッターなしで湯を注ぐと、ケトルを回しているときの力で、お湯が思ったよりも外側まで出てしまって、ペーパーフィルターにかかってしまった!という経験が僕にはあるので、すごーく助かったんですよ。



急須スキッターが使えるものと使えないもの

基本的にドリップポットと言われる、コーヒー用のヤカンであれば、だいたいが細口の注ぎ口になっているので装着可能です。もちろん急須に取りつけられるので、100均で急須を買ってきてスキッターをつければ、上等なドリップポットに早変わり。そんな使い方もアリですよね。


実際に僕が実践したのは急須ドリップで、特に出張のときなんかは役に立ちます。家からスキッターだけ持っていけばいいので荷物も少なく済みますからね。


ただし、ティファールのように注ぎ口が極端に大きかったりするものには装着できません。注ぎ口の途中にフィルターがかんであるようなものも固定できないのでNG。



まとめ 200円でプロの技術を手に入れられる魔法のツール

急須スキッターさえ手に入れてしまえば、何度も反復練習しないと身につけられないと言われるドリップ技術が手に入ります。細く、太く、自由自在にコントロールすることができるようになる魔法のツールなのです。


このツールが広まってしまえば、素人とプロ(?)と呼ばれる人たちの境界があいまいになっていきます。湯量をコントロールすることは、味を調整することにもつながりますから、前提となる土俵は同じになってしまうのです。


これだけ安くていい道具があるのに、広まっていないなんてもったいなすぎる。
たったの200円ちょっとですよ?
それでプロ並みのドリップ技術が手に入るなら買わない手はないじゃないですか。


なんだ、外で飲まなくても自宅で美味しいコーヒー飲めるじゃん。その生活を急須スキッターで手に入れましょう。

 
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そのほかにも、これさえ買っておけばドリップコーヒーは完璧という記事を書いています。
詳細はこちらから。

自家焙煎珈琲店主がオススメする買っておくべきコーヒードリップ道具5選