珈琲は奥深き世界であり、その道にのめり込んで者たちが自分なりの美味しい珈琲の淹れ方を追求している。円錐ドリッパーや台形ドリッパー、コーノ式ドリッパーなどの器具も数多く存在し、器具の側面からもアプローチ法が分化している。もちろん、抽出法にも様々あって、粉の挽き方はもちろんのこと豆の量、注湯のさじ加減、湯温といった要素を組み合わせて作る。


まぁとにかく選択肢が多すぎて素人からすれば何のことやらわかりゃしない珈琲の世界ではある。しかし、より美味しい珈琲を淹れられる方法も存在するわけで、自分なりの淹れ方を確立していない人にとってはその方法が喉から手が出るほど欲しいものだったりする。

そんなわけと、珈琲に対する好奇心とで、抽出方法を知っては試しを繰り返しているわけだが、この度、松屋式なる抽出法を知った。


松屋式コーヒーのいれ方・プロ用 


詳細な方法についてはリンクを参考されたし。
よくあるペーパードリップとの大きな違いは、蒸らし時間の長さである。3分〜4分も蒸らすのであるから、カップラーメンができるのを待つレベルである。通常、コーヒードリッパーなんかに書かれている説明だと30秒なのだが、はるかに長い。 しかし、蒸らしの本来の役割を考えると30秒なんかでは短いほど、ということらしい。確かに、コーヒーのガスは抜けきっていないのだから、其のとおりである。
そんなわけで、松屋式のやり方にしたがって抽出してみると、ずいぶんとイヤな雑味が抜けていて美味い。コーヒー本来の旨味のみを抽出したエキスのような感じがする。5杯以上の量を抽出する場合は、少なめの抽出で、後からお湯で割るそうだから、濃縮液といったイメージはあながち間違いではないのかもしれない。

コーヒーの淹れ方どうしたら良いかわからない!という方はぜひお試しあれ。